プラスはコンビニだけ
記録的な猛暑となった今年の夏。「夏は暑く、冬は寒く」が消費にはプラスと言われているが、今年の猛暑は期待とは裏腹に、売り上げが伸びたのはコンビニエンスストアだけに終わったようだ。
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スーパー、百貨店ともに前年割れ
産経ニュースによると、大手スーパーや大手百貨店は猛暑の逆効果についてこう嘆いているという。
「暑い日中を避け、朝夕に客が集中した」(大手スーパー)「主力顧客である高齢層の客足が目に見えてまばらになった」(大手百貨店)
全国スーパーの8月の売上高は、前年同月比1.1%減で、21カ月連続の前年割れだ。全国百貨店でも3.2%減で30カ月連続と2年半ものマイナスから脱することはできなかった。
ビールも予想外の低迷で、出荷量は0.3%減で8月では過去最低を更新したという。第3のビールやノンアルコールビール、ハイボールなど、ほかのジャンルに消費者がながれたことも響いている。
一方でコンビニは8月も1.0%増とプラスを確保した。あまりの暑さに近くのコンビニへ客が流れたようだ。
産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100922/biz1009222030020-n2.htmチェーンストア販売統計
http://www.jcsa.gr.jp/figures/data/201008.htm百貨店 売上高
http://www.depart.or.jp/common_department_store_sale/list