アジア・太平洋地域諸国、計45カ国の経済成長率
ロイターが28日のweb紙面で、アジア開発銀行(ADB)が調査したアジアの経済成長について報じている。
それによると2010年のアジア・太平洋地域諸国 計45カ国の経済成長率は、8.2%となり、07年以来の回復に戻る見通しだ。ただ、2011年の経済成長は7.3%とやや鈍化する見込み。
ADBは以下のような見解を示している。
新興国市場の資産に対する投資意欲の回復と力強い景気回復により、アジア途上国への資金流入が急増している
米国やユーロ圏の金融引き締めによりアジア途上国との金利格差が縮小するに伴い、中期的には流入資金が逆行する可能性が依然ある
アジア当局は資本流入の急増に対処し、安定的かつ長期的な資本流入を促進するため、適切な政策手段を検討するべき
中国・インド・東南アジアの経済成長率
また、中国の経済成長についてADBは、10年の成長率見通しは、輸出と内需にけん引されるとして9.6%に据え置いた。11年は9.1%にやや減速するとした。
インドの経済成長率については10年は8.5%を予想。11年は8.7%に加速するだろうとした。内需と企業利益、好ましい資金調達環境がインドの発展を後押しするだろうという理由からだ。
10年の東南アジア10カ国の経済成長率見通しは5.1%であったが、7.4%に上方修正されたのが目立つ。10年の同地域の経済成長は、アジア金融危機前にまで戻り、高い水準を示した。
一方でADBは、東南アジア経済について次のような警戒感も示している。
世界経済はかなり不透明な情勢に見舞われており、東南アジアの経済活動が鈍化し始めている兆候がある
ADBの予測では、11年の東南アジアの成長率は5.4%にとどまるとしている。
ロイター
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-17403420100928