月間販売台数10万8千6台で記録更新
インド新聞が報じたところによると、インドにおいて乗用車の生産販売を行うマルチ・スズキ・インディアが10月1日、2010年9月の自動車販売台数(輸出を含む)が10万8千6台となり月間新記録を更新したと発表した。
月間10万台を超えるのは5、7、8月に続いてこれで4度目。インド国内での販売台数は前年同月比32.9%増の9万5,148台。輸出台数は同9.8%増の1万2,858台だった。
(画像はイメージ)
国民所得の上昇で高価格の自動車にシフト
アルト、ワゴンRなどのA2カテゴリー車のインド国内販売台数は前年同月比31.3%増の6万8,921台。オムニ、ベルサといったC カテゴリー車は同66.6%増の1万3,822台。SX4、ディザイアといったA3カテゴリー車は同43.2%増の1万531台と躍進。一方、インドにおいてスズキの人気を一気に押し上げるもととなった低価格自動車 マルチ800のA1カテゴリー車は同49.9%減の1,608台と大きく減少した。
マルチ・スズキ・インディアは日本の自動車メーカーであるスズキのインドでの乗用車生産販売子会社である。1981年にインド政府との合弁会社(名称はマルチ・ウドヨグ)として設立された。その後2006年にインド政府が保有株式を全て売却し、完全民営化された。現在はインドを含む南アジアで最大の自動車会社となっている。
2007年度にはマルチ・スズキ・インディアのインドでの新車販売台数が71万1818台となり、約66万7000台であった日本での新車販売台数を初めて上回った。
インド新聞
http://indonews.jp/2010/10/9-21.htmlマルチ・スズキ・インディア
http://www.marutisuzuki.com/