総額で1億4,000万ドルの罰金
米司法省は9月30日、パナソニックと米家電販売ワールプールの子会社エンブラコ・ノースアメリカが、家庭用冷蔵庫に使用するコンプレッサーに間して国際的なカルテルを結んでいたとして、総額1億4,090万ドルの罰金の支払いに同意したと伝えた。国内外複数のメディアが一斉に報じた。
罰金はパナソニックが4,910万ドル、エンブラコ・ノースアメリカが9,180万ドルとなる。価格カルテルは2004年から2007年まで続いたとされる。
速やかに司法取引
今回のカルテルは、米司法省が2009年2月以降よりコンプレッサーメーカーに調査に入ったことで発覚。パナソニックはすみやかに認めることで今回の司法取引となった。なおこの事件による今期の連結業績見通しへの影響はないとしている。以下は社長名で出されたパナソニックの発表。
当社は、引き続き独占禁止法を含むすべての法令順守を徹底いたします。また、この度の事態を真摯に受けとめ、信頼回復に努めてまいります。
編集部 宗近 明
パナソニックプレスリリース:
「冷蔵庫用コンプレッサーに係る米国司法省との合意について」
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn101001-3/jn101001-3.htmlロイター:パナソニック、圧縮機のカルテル認め罰金=米司法省
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-17467220101001