MEMSシャッター方式ディスプレイの量産
日立子会社の日立ディスプレイズは、米国のディスプレイ技術の開発会社と共同で、MEMSシャッター方式ディスプレイの量産の試作品を製作した。
低消費電力のニーズの高いスマートフォン、タブレット型携帯端末やデジタルスチルカメラ向けの次世代ディスプレイとして、早期の量産開始をめざす。
消費電力は液晶の半分
本ディスプレイは、映像を映し出す際の光の量を高速の光を切り替えることで画像を表示する方式を採用している。そのため、従来の液晶ディスプレイに比べて消費電力が半分で済むという。
また、新聞や書籍などのカラー表示が必要でないものを読む際には、バックライトを使わず外光をディスプレイの内部で反射させて白黒表示にすることもでき、電子ペーパー同等の低消費電力化を実現しているとのこと。
既存のラインで製造可
今回開発した量産技術は既存の液晶ディスプレイ製造工程との互換性が高く、既存のラインでの製造も可能。
なお、本ディスプレイは、5日から9日まで幕張メッセで開催される「CEATEC 2010」に出展される。
日立ディスプレイズ リリース
http://www.hitachi-displays.com/news/2134756_16927.html