23万キロの試験走行に成功
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ネット検索エンジンの巨人 米国グーグルが10月9日、ドライバーがハンドルを操作しなくても安全に自動走行する自動車の開発に乗り出した。すでに実験を行い一定の成果もあげている。
同社の自動走行車はカリフォルニア州サンフランシスコからネバダ州境のタホ湖までの14万マイル(22万5000キロ)の試験走行に成功した。自動走行車にはビデオカメラやレーダーセンサ-、レーザーファインダーを搭載。ソフトウェア・プログラムによって車線や信号なども認識しつつ、詳細なナビゲーション・マップに従い目的地まで走破したという。
ハイウェイトレイン構想
グーグルはオフィシャルブログ内で、自動走行の技術は世界の交通事故死を半減させ、年間約60万人の命を救うだろうと述べている。
グーグルの手元資金は300億ドル(約2兆5000億円)。その潤沢な資金によって、グーグルは同社が言うところの『ハイウェイトレイン』構想の実現化を見据えている。グーグルの関係者は述べている。
将来、「自動走行車はカーシェアリングを変え、車の利用を大幅に減らし、『ハイウェイトレイン』構想を実現させる
自動走行可能な自動車の販売については米国の自動車メーカーも熱心だ。2008年にGMは、2018年には自動走行で目的地に到達し、自動で駐車する運転手不要の自動車を発売すると発表している。
ウォール・ストリート・ジャーナル
http://jp.wsj.com/Business-Companies/Autos/node_123917