3カ月を経過し、運用レポートを発表
大和住銀投信投資顧問は26日、同社の取り扱う単位型投信「グローバル優先証券ファンド(為替ヘッジあり)」の運用状況についてまとめた、最新のファンドレポートを公表した。同ファンドは2012年7月24日に設定されており、約3カ月を経過しての報告だ。
それによれば、設定時以後、欧州ユーロ圏の動向を懸念する見方の後退などから優先証券市場は上昇し、基準価額も堅調に推移しているという。ファンドの基準価額は10月24日時点で10,794円、純資産総額は752億円、設定来の騰落率は+7.9%となっており、安定した伸びをみせている。
(レポートより参考資料図)
今後も米金融緩和などから底堅い推移を期待
FRBによる金融緩和策の延長の影響から、優先証券市場においては期限前償還などが行われるケースも見られ始めている一方、2015年まで米国の低金利を維持するというFRBの決定は、奇しくも同ファンドの償還時期と合い、投資目的と一致したため、新たな支援材料のひとつとなったという。
また、昨今マクロ環境の変化を受け、優先証券市場には新たな参加者も増えているという。こうしたプラス要因は、価格上昇につながり、利回りの低下にも結びついているが、優先証券市場の現在のスプレッド水準は、引き続き歴史的に非常に高い水準にあり、優先証券は相対的に魅力的な投資対象である状況が続くと考えられ、今後も底堅い推移が期待されるとしている。
よって同ファンドは、引き続き実質的に優先証券に投資し、高水準のインカムゲインの確保と信託財産の成長を目指して運用していくとした。
大和住銀投信投資顧問 ファンドレポート
http://www.daiwasbi.co.jp/column/etc/pdf/ファンド情報:グローバル優先証券ファンド(為替ヘッジあり)
http://www.daiwasbi.co.jp/products/search/fund_data/