75円水準を維持
新光投信株式会社は5日、同社の取り扱う追加型投資信託「新光US-REITオープン(愛称:ゼウス)」の第95期決算発表を行った。それによれば、今期の分配金は75円(1万口当たり・税込)となっている。
基準価額は4160円(分配落後)で、前期の2012年10月5日、第94期時は4120円(分配落後)であったため、これと比較すると微増となった。分配金は2012年8月6日の第92期に90円から75円への引下げが行われて以後、75円水準を維持している。
(交付目論見書より参考画像)
世界経済先行き見通し不透明な中での運用が続く
「新光US-REITオープン(愛称:ゼウス)」は、主に米国の取引所上場および店頭市場登録の不動産投資信託証券(US-REIT)に投資を行うもので、US-REITに分散投資を行って、市場平均よりも高い水準の配当収益の確保と長期的な値上がり益の獲得を目指して運用されているファンドである。なお、US-REITの運用はインベスコ・アドバイザーズ・インクにその運用指図権限が委託されている。
10月初めのレポートで、新光投信は同ファンドの今期運用について、世界経済の先行き見通しが依然として不透明であり、欧州債務問題の根本的な解決にもまだ時間がかかるものとみられることから、株式市場は引き続き不安定な展開になると予想、その一方で不動産ファンダメンタルズでは改善が見られ、これが米国REITの業績や株価を下支えするものと考えるとし、相対的価値の高い銘柄に機動的に投資していくとしていた。
新光US-REITオープン(愛称:ゼウス)
http://www.shinkotoushin.co.jp/fund/