20円の引き下げ
日興アセットマネジメント株式会社の運用する「世界銀行債券ファンド(毎月分配型)/愛称:ワールドサポーター」が、2012年11月12日に決算を行った。
分配金は1万口当たり40円(税引き前)で前回2012年10月の分配金額60円から20円の引き下げとなった。ファンドの基準価額は税引前分配金控除後、1万口当たり4185円。
分配金引き下げの背景
分配金を引き下げた理由として、日興アセットマネジメント株式会社は販売用資料のなかで2008年のリーマン・ショック移行の世界経済の停滞や2011年の欧州債務問題の顕在化にともなう米国景気低迷への懸念から新興国通貨が売られ、基準価額が軟調な推移となったことをあげている。
また、ファンドを取り巻く市況動向は改善傾向にあるとしながらも、基準価額の回復のためには毎月の分配金の支払いが負担となる一面があるとし、今後基準価額の上昇を目指しながら安定した分配金の支払いを行うための措置だと述べている。引き下げた分の分配金はファンドの純資産として運用に振り向けられる。
今後の見通し
今後の見通しについては、
今後、欧州債務問題が収束に向かい、欧米経済が回復基調となれば、その波及効果により新興国経済も相対的に高い経済成長を回復すると考えられ、金融緩和で市場に供給された資金が、魅力を取り戻した新興国へ流入することが期待されます。
再び新興国に資金が流れ込んで新興国通貨が買われれば、世界銀行が発行する新興国通貨建ての短期債券に投資を行なう当ファンドのパフォーマンスも改善することが期待されます。
としている。運用方針についても変更はなく、投資を継続する。
「世界銀行債券ファンド/(愛称)ワールドサポーター」の分配金について
http://www.nikkoam.com/files/lists/news/20121113_03.pdf