11月19日から23日までの動向
新光投信株式会社は、2012年11月27日付で、米国REITウィークリーレポートを発表した。11月19日から11月23日までの米国REITの動向についてまとめたものだ。
レポートによると、期間中の米国REIT市場は前週末と比べて約2.6%上昇している。上昇要因としては、「財政の壁」問題に対してオバマ米大統領が議会との合意に自信を示したこと、10月の中古住宅の販売件数及び住宅着工件数が予想を上回ったことをあげている。
また、クリスマス商戦が好調なスタートを切ったこと、11月のドイツIFO景気動向指数が予想外に上昇したことも要因の一つとしている。
為替市場は米ドル高円安となり、4月上旬以来の82円台半ばで週間取引が終了している。米国の財政の壁問題に関する見通しが楽観的となり、日本では衆議院選挙の実施を踏まえ日銀が追加金融緩和を12月以降に実施するとの予測が出てきたためだ。
円売りが活発化した背景には、米住宅関連指標が予想を上回ったこと、米クリスマス商戦への期待感の高まり、日本の10月貿易収支において輸出が大幅に落ち込み赤字が予想以上になったこと等が考えられるとしている。
新光US-REITオープンの現況
US-REITに投資している新光US-REITオープンは、2012年11月28日現在、基準価額4149円。2012年8月6日の第92期決算では分配金を1万口当たり90円(税引き前)から75円に引き下げ、2012年11月5日の第95期決算まで75円を継続中だ。
米国REITウィークリー
http://www.shinkotoushin.co.jp/news/report_file/cn14323.pdf新光US-REITオープン
http://www.shinkotoushin.co.jp/best/usreit/index.html