60円へ引下げを決定
野村アセットマネジメント株式会社は21日、同社の取り扱う「野村アジアCB投信(毎月分配型)」の11月期の決算および分配金についてレポートを発表した。それによると今回、分配金額を60円(1万口当たり・課税前)に引下げることを決定したという。
同ファンドは、11月20日に決算を迎えたが、投資する外国投資信託「ノムラ・カレンシー・ファンド-アジアン CB ファンド-クラスASC」の平均最終利回りが2012年10月末時点で5.5%となっており、前回分配金の引下げを実施した2012年4月末時点の8.1%と比較しても大きく低下している。
また、ファンドの基準価額も2012年5月下旬以降7000円を下回る水準で推移しており、こうした全般状況や、為替ヘッジプレミアム等も勘案して、引下げを決定したという。
(発表資料より参考図)
設定来騰落率は-4.5%に
10月期の分配金は80円(1万口当たり・課税前)であったため、今回は20円の引下げが実施されたこととなる。決算日11月20日のファンド基準価額は6838円、これで基準価額(分配金再投資)の設定来騰落率は-4.5%となった。設定来の分配金合計は、2720円(1万口当たり・課税前)となっている。
2010年6月3日に設定された「野村アジアCB投信(毎月分配型)」は、日本を除くアジア諸国および地域の企業が発行する高利回りの転換社債(CB)を実質的な主要投資対象とし、高水準のインカムゲインの確保とキャピタルゲインの獲得を目指して運用されている。
通常状況では「ノムラ・カレンシー・ファンド-アジアン CB ファンド-クラスASC」への投資を中心とし、その投資比率はおおむね90%以上を目処としている。
お知らせ 分配金と基準価額推移について
http://www.nomura-am.co.jp/fund/news/pdf/ファンド情報:野村アジアCB投信(毎月分配型)
http://www.nomura-am.co.jp/fund/