デンマークを売却し、英国に投資
ピクテ投信投資顧問株式会社は10日、同社の取り扱う「ピクテ円インカム・セレクト・ファンド 毎月分配型」について投資国の見直しを行った旨発表し、投資国を紹介するレポートを公開した。
それによれば、同ファンドはこれまでベルギー、米国、デンマークの3カ国に投資してきたが、今回このうちのデンマークを売却し、為替ヘッジ後の利回りがより高い英国に投資したという。結果、現在のファンドは、ベルギー、米国、英国の3カ国へほぼ均等に投資し、運用しているそうだ。
(画像はイメージ)
新規投資の英国は成長率トレンド改善期待も
新規投資国となった英国は、2012年7月から9月期の実質GDP成長率が、前期比で+1.0%と2007年以来の高成長を記録したという。これには6月のエリザベス女王即位60周年に伴い、4月から6月期に活動が低下したことへの反動や、ロンドンオリンピックのチケット売り上げが予想を上回ったものであったことなど、一時的な要因の影響も認められるが、成長率のトレンドの改善も期待されているという。
投資国となっている3カ国の国債利回りは、為替ヘッジコスト控除後、2012年11月末時点の値で、ベルギーが1.6%、英国が1.3%、米国が0.7%となっている。
ピクテ・ファンド・フラッシュ 円インカム・セレクト
http://www.pictet.co.jp/wp-content/uploads/2012/12/ピクテ投信投資顧問株式会社
http://www.pictet.co.jp/top