円安の背景は……
11月の投資信託純資産増加額ランキング(カテゴリー別)が、金融総合サイトモーニングスターの「アナリストの視点(ファンド)」内で発表された。
記事は12月11日付けで、2012年11月末の前月末比純資産増加額上位カテゴリーを順位付けしている。
上位カテゴリーに相対的にリスクの高い資産に投資するカテゴリーが上位となったのは、日本の衆議院の解散、総選挙の流れから新政権誕生をにらみ安倍自民党総裁の積極的な追加金融緩和の推進についての言及などの影響で、主軸通貨に対して円安基調が進行したことが背景にある。
2012年11月末の前月末比純資産増加額上位カテゴリー
1位 国際債券・エマージング・複数国カテゴリー(為替ヘッジあり)
純資産増加額合計118836百万円、トータルリターン平均1ヶ月0.66%、1年間13.83%
2位 国際REIT・特定地域(為替ヘッジなし)
純資産増加額合計83183百万円、トータルリターン平均1ヶ月3.34%、1年間28.17%
3位 国際債券・ハイイールド債(為替ヘッジあり)
純資産増加額合計69062百万円、トータルリターン平均1ヶ月0.87%、1年間17.37%
4位 国内大型ブレンド
純資産増加額合計57122百万円、トータルリターン平均1ヶ月5.06%、1年間9.57%
5位 国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)
純資産増加額合計47642百万円、トータルリターン平均1ヶ月3.84%、1年間17.13%
1位の中の1位銘柄
純資産増加額第1位の「国際債券・エマージング・複数国(為替ヘッジあり)」内で増加額第1位だったのは「エマージング・ソブリン・オープン(毎月決算型)為替ヘッジあり」(国際投信投資顧問)。
2012年12月10日現在、基準価額は12161円、純資産額は162841百万円。新興国が米国市場やユーロ市場等の国際的な市場や自国市場で発行する米ドル建てのソブリン債券・純ソブリン債券に投資するファンド。
モーニングスター アナリストの視点(ファンド)
http://www.morningstar.co.jp/fund/analyst/2012/4q/エマージング・ソブリン・オープン(毎月決算型)為替ヘッジあり
http://www.kokusai-am.co.jp/fncj037/Init.do?fundCd=143107