8月景気動向指数が発表
平成22年10月7日、内閣府は、平成22年8月分の景気動向指数(速報)を発表しました。
景気の現状を示す一致指数は、平成22年7月と比べ0.5ポイント上回り103.5となりました。また、景気の動向に比べ早く動く先行指数は、平成22年7月と比べ、0.9ポイント下回り99.1となり、景気の動向に比べ遅れて動く遅行指数は、平成22年7月と比べ0.4ポイント上回り87.8となりました。
(画像は内閣府HP)
8月の景気動向指数の特徴は
一致指数は17カ月連続の上昇、先行指数は2カ月連続の下落、遅行指数は4カ月連続の上昇となりました。
8月の景気動向指数(CI・コンポジットインデックス・一致指数)は、「改善」(景気拡大の可能性が高いこと)を示しているという基調判断となりました。また、改善という判断は、11カ月連続です。
円高などによる景況感が悪化する中、今回の景気動向指数(CI・一致指数)の基調判断は変わりませんでした。つまり、現状においては、引き続き景気の改善傾向が続くと日本政府(内閣府)が判断したことになります。
しかし、今回の景気動向指数の結果を見ると、先行指数が前月に比べ悪化しました。今後は、戦後最高水準に進んでいる円高が景気動向にどのように影響するかが注目されます。
内閣府
http://www.cao.go.jp/景気動向指数結果(内閣府発表)
http://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/di/di.html