(株)フルッタフルッタと(株)ジェーシービーは、環境省のモデル事業であるエコ・アクション・ポイント(EAP)を、生産数の多い環境配慮型の飲食料品・日用品に対して発行するサービスを11月1日より開始した。
環境省は08年度より、「国民参加による温暖化対策の切り札」として、様々な温暖化対策型の商品・サービスの購入・利用などのエコ活動にポイントを付与、貯めたポイントをいろいろな商品に交換できるEAPを、モデル事業として推進している。
現在、累計53の企業・団体が参加し、JCBがEAP開始当初から当事業のプラットフォーム運営を行っており、会員数は約30万人という。
個別の申請手続きなしでEAPの付与を可能に
今回始めるサービスは、これまでメーカー等事業者がEAPの対象商品・サービスとするために、個別に必要だった登録プロセスを大幅に簡略化し、事前に登録された原材料を使用した商品については、個別の申請手続きなしでEAPの付与を可能とするもの。
事業者は、温暖化対策型の食品や日用品・化粧品をEAP対象とすることが迅速・包括的に行えることから、この対象商品を容易に増やせる。このため消費者は、より幅広い商品にてEAPを貯めることが可能となるというわけだ。
当初は、フルッタフルッタが販売する「アグロフォレストリー」原料を使用した商品から開始する。また今後は、他のメーカーの参加も募ることで、対象となる原材料の拡大や、環境に配慮した製造方法、配送方法、パッケージなどへも対応、EAP対象商品の拡大を図るとしている。
環境省が導入方法・活用事例等を紹介する説明会開催
そこで同省では、今後EAP対象商品を拡大するため、導入方法や活用事例等を紹介する説明会を、11月11日に都内で開催するとし、多くの企業にこれへの参加を呼びかけている(大阪でも11月中旬~下旬に実施の予定)。詳細は下記サイトより。
エコ・アクション・ポイント(環境省)
http://www.eco-action-point.go.jp/(株)フルッタフルッタ
http://www.frutafruta.com/(株)ジェーシービー
http://www.jcb.co.jp/