バイオPETの原料として使用
豊田通商株式会社(以下豊田通商)が10月29日、ブラジル国営石油会社ペトロブラス社の100%子会社とバイオエタノールの長期引取契約を締結した。
この契約により豊田通商は、2012年からの10年間で140万キロリットルのバイオエタノールが調達可能になる。取引金額は約700億円。
豊田通商は現在バイオPET事業を推進させており、調達したバイオエタノールは全て当該事業に使用する。PETというのはポリエチレンテレフタレートのことで、身近なものとしてはペットボトルがある。ペットボトルは原料にPETを使用しているのでこの名称で呼ばれている。
原料調達から加工・販売まで一貫した事業の構築が完成
豊田通商はバイオPETの原料調達・中間加工・最終バイオPETの製造・販売の一連の事業を単独で行えるようになる。
関連事業として豊田通商は10月13日、トヨタ自動車と共同でバイオPETを使用したエコプラスチックを 開発に成功。新タイプのエコプラスチックは自動車内装表皮材としての使用が決定している。
豊田通商プレスリリース
http://www.toyota-tsusho.com/press/2010/11/20101101-3562.html