スカイマークは12日、成田空港発着の国際線定期便として、欧米向け3路線(ロンドン、フランクフルト、ニューヨーク間)を各1日1往復ずつ、14年度から開設すると発表した。
同社はオープンスカイ(航空自由化)を機に、国際線に本格参入することとなる。これは共同通信などが報じている。
<写真は、B737-800型>
国際線機材は、8日に仏のエアバス社から6機(オプション2機を含む)を導入することで合意した総2階建ての超大型機A380を使用する。 A380の導入は国内航空会社としては初めてで、整備費用削減などの目的で機材をB737-800型機に統一してきた同社としては、新たな戦略に踏み出したことになる。
ゆとりの座席設定で、運賃は大手の半額以下に
座席は、ビジネスクラス114席、プレミアムエコノミー280席の2クラス仕様で、合わせて394席設けられるというが、標準座席数は3クラス構成で525席、モノクラスでは853席というから、この設定がいかにゆとりがあるかが判る。
A380については、日本航空と全日本空輸は採算性の問題などから導入を見送っているが、同社では、多くの乗客を長距離で運ぶことができれば採算が取れるとみており、同社の西久保慎一社長は「運賃は航空大手の半額以下にできる」と強調したという。
3路線以外の国際線の就航先としては、パリ、ローマ、ロサンゼルスなどに拡げる計画とのこと。また、来年秋に開設する成田発着の国内線の就航先については、新千歳、神戸、那覇を各1日2往復で運航する方針で、福岡線の開設も検討中という。
そしてまたこの日、同社は東京証券取引所1部への株式上場を目指すことも表明している。
スカイマーク
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