18日解禁
今年もこの時期がやってきた。フランス産ワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」が18日に解禁される。今年のできや、15年ぶりの円高の影響はどうだろうか?
輸入量はバブル期の半分に
バブル期には時差により本場フランスより早く飲むことができることから、お祭り騒ぎのようにイベント化されていたボージョレ・ヌーボーの解禁日。
05年以降は輸入業者が過剰在庫を抱えるなどして輸入量は年々減少していた。ついに09年には約450万リットルと、ピーク時に比べると半分の量となっている。
今年は転換の年
しかし、そんな時代に今年は「転換の年」として期待がかかっている。昨年は輸入量が減ったものの、売れ行きが好調だったという。
需要と供給のバランスがとれてきた今こそ、市場が適正になってきたことで、サントリーでは輸入量も前年比1割増しに持ち直すと予想している。
円高の恩恵は?
価格は6月頃に決まっていることなどから、多くのメーカーでは前年並みに据え置かれる。
そんななかでも、サントリーではコストの値上がりを円高で補う形で前年並み、イオンでは円高還元として100円引きで880円とし、西友でも990円~1180円と円高を反映している模様。
ボージョレ・ヌーボーとは?
ボージョレ・ヌーボーは、フランスの南東部にあるボージョレ地区でその年に収穫されたブドウを使って生産された赤ワインだ。
解禁日は毎年11月の第3木曜日と定められており、日本は輸入量世界一で全体の4割以上を占めている。
サントリー ボージョレ・ヌーボー
http://www.sapporobeer.jp/wine/beaujolais/index.html