札幌市中心部の旧年金福祉施設「ペアーレ札幌」が、プラスチック物流機器を製造販売する「三甲(サンコー)」により、診療所10科の集まる「医療モール」として再開されることになった。これを、北海道新聞が報じている。
同施設は、社会保険庁改革の一環として今年3月に売却・閉鎖されていたもので、1999年7月に作られた建物は、札幌健康づくりセンターが生活習慣病回復のための施設としてほぼ8割を、船員保険北海道健康管理センターが生活習慣病予防検診などの健康管理事業に約2割を利用して運営していた。
三甲が2億円をかけて改装、医療モールをオープン
年金・健康保険福祉施設整理機構(RFO)が一般競争入札で売り出していたところ、経営多角化を図る三甲が、今年7月に土地と建物を12億3400万円で落札し、約2億円をかけて改装、診療所を集めた「医療モール」として来年4月にオープンさせることになったもの。
7階建ての建物の1階と2階には、内科や歯科、眼科、整形外科など10科の診療所が入り、医療モールになるほか、3階以上にあったこれまでのフィットネスクラブとホテルは、大阪の旅行代理店の運営で再開する予定という。
なお建物を購入した三甲の北海道支店が、札幌市西区から移転をし1階で営業するとのこと。
三甲(株)
http://www.sanko-kk.co.jp/index.html 北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/