東京証券取引所が、現在11時から12時半までの昼休みを30分短縮し11時半から12時半までにする案を、11月10日に開く取締役会諮問機関の「市場運営委員会」に提案、議論を経た上で11月末に決着する方向という。J-CASTニュースなどが報じている。
昼休み短縮で取引時間は5時間に、市場活性化策提案
東証の現物株の取引時間は、これまでは午前11時~午後0時半の昼休みを挟んだ午前9時から午後3時までの計4時間半となっていたが、昼休みを30分間短縮することにより計5時間となる。
欧米やアジアの取引所の大半は昼休みがなく、取引時間も東京より長い。アジアなど新興国市場の台頭で東京株式市場の低迷が続いており、取引時間を延長し、利便性を高めることで市場の活性化を図るのが狙いにある。
インターネット取引の普及などもあって、当初は昼休みを撤廃する案も有力視されていたが、反対意見も根強いことから短縮にとどめたいとのこと。
また、このほかの市場活性化策として、
・取引終了前でも企業情報を適時開示するよう企業に促す。
・真偽が不明な情報により売買停止となった銘柄については、
企業が事実情報を発表した30分後に売買が再開されていた
が、これを15分に縮める。
ことなどが提案される見通しという。
東京証券取引所
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