中国がレアアース(希土類)の輸出を規制し始めた問題から、日米両政府が調達先の多様化や代替材料の開発、リサイクル促進などで包括的に協力することとなる。
年内をめどに実務者協議を開き検討を開始するといい、13日から横浜で開幕するアジア太平洋経済協力会議(APEC JAPAN 2010)首脳会議の直前に、日米首脳会談を行い合意する見通しとなったもの。これを読売新聞などが報じている。
資源エネルギー問題の協議はハイレベルなものになりそうで、両国の関係省(日本は経産省)から次官級が参加して行われるとみられ、レアアースの安定調達に向けての話し合いが行われるという。
米鉱山の共同開発、回収再生技術開発も共同で推進
米国のレアアース鉱山を両国の企業で共同開発するほか、家電製品からレアアースを回収して再生する技術の開発も共同で進めるなどの対応が予定されている。
同資源の調達先を巡っては、菅首相が10月にベトナムを訪問した際、同国との間にて共同開発を進めることで合意している。ベトナム北部にある鉱山の開発で、日本から人材育成や資金支援も含めた協力を行うことが見込まれている。
同資源はこれまで、世界の97%を中国の生産に依存してきただけに、これで資源調達に向け、日本は大きく方向転換することになる。
レアアース(希土類)(by Wiki)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%8C%E5%9C%9F%E9%A1%9E%E5%85%83%E7%B4%A0APEC JAPAN 2010
http://www.apec2010.go.jp/読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/