アジア有数の不動産会社やシンガポール投資公社と共同
三菱地所株式会社(以下三菱地所)が24日、ベトナムでの分譲マンションなど住宅開発事業に参画することを決定したと発表した。
三菱地所では2008年10月、アジアでの不動産事業の拠点として、シンガポールに三菱地所アジア社を開設している。
今回のベトナムでの事業で三菱地所は、三菱地所アジア社に増資し、キャピタランド社やGICリアル・エステートの関連会社とジョイントベンチャーを立ち上げる。そしてホーチミン市とハノイ市で分譲マンションを中心とした複数の開発を進めていく。
ハノイとホーチミンの2市、総事業費は180億円
ハノイ市の分譲マンションは敷地面積が約1万4000平方メートルで4棟・約960戸からなる。ホーチミン市の分譲マンションは商業施設も併設する。敷地面積は約3万4000平方メートルで分譲戸数は962戸。
事業費は総額で180億円で、うち三菱地所の投資額は45億円。ジョイントベンチャーをともに行うキャピタランド社はアジア有数の不動産のリーディングカンパニーで、オフィス、商業施設、住宅などの開発と運営を手がける。
また、GICリアル・エステートはシンガポール政府投資公社(GIC)の不動産部門。GICはシンガポールの外貨を運用するために設立されたグローバルな投資運用会社だ。
三菱地所
http://www.mec.co.jp/j/news/pdf/mec_101124.pdf