西田文郎氏による「社長になる人はなぜゴルフがうまいのか?」が、この夏、かんき出版から発売された。同氏は、「No.1理論」などの著者でもある。
氏はまた、日本におけるイメージトレーニング研究・指導のパイオニアで、スポーツ分野で科学的なメンタルトレーニング指導で多くのトップアスリートを成功に導いており、北京オリンピックで金メダルに輝いた女子ソフトボールチーム日本代表をメンタル面で支えたことも有名だ。
“根拠のない自信”が人間の能力を高める!
ビジネスでもゴルフでも、世の中には“根拠のない自信”を持っている人がいて、彼らには、まだ何ひとつ始めていない段階から、何ひとつ根拠がないにも関わらず、「私ならきっとできる」という自信があり、彼らは実際にその夢や願望を実現してしまうという。
氏は本の中で、“根拠のない自信”がいかに人間の能力を高めるかを脳科学的に解説し、その“根拠のない自信”にもとづいた「目標」の描きかたを解説している。このノウハウに則って、目標を描いていくと、“根拠のない自信”は、やがて“本当の自信”になっていくというのだ。
上手くなる秘訣は“詰める力”と“のめり込む能力”
また、ゴルフのプレイには、成功するために必要なものがたくさん詰まっていて、成功者や優秀な人たちは、仕事では半端なく稼ぎ、ゴルフも半端なく上手いといい、その理由は、彼らが持っている“詰める力”と“のめり込む能力”にあるという。
“詰める力”とは、問題点を発見し、分析して詰める視点や、遂行する力で、ゴルフのプレイにも仕事にも欠かすことのできない能力。ゴルフで窮地に立たされ、そこから回避するときの集中力と、仕事でピンチに立たされた時の抜け出し方は、基本的には同じ思考回路を辿るという。
つまり、「仕事をする脳」と「ゴルフをする脳」は、同じような動きをするので、ゴルフのスコアをシングルにできる人は必ず仕事でもトップになれるというのだ。
そして、何よりも際立っているのが、“のめり込む能力”の高さで、ゴルフのスコアをシングルにできる経営者たちは、プレーの合間や移動中はぺらぺら喋りながら歩いたりしないという。
ノウハウを成功のためのバイブルに!
著者は、多くの経営者やスポーツマンの能力開発・メンタルトレーニングに用いてきたノウハウが、同書にはたっぷりと詰め込んであり、ゴルフでシングルになりビジネスでも大成功するためのバイブルとして活用して欲しいとしている。
<目次>
0.半端なく稼ぐ社長とシングルプレーヤーの共通点
1.半端なく稼ぐ社長たちの脳の仕組み
2.目標を設定しよう
3.ラウンドでの集中法
4.仕事もゴルフもさらなる集中力を発揮する
5.リラックスするためのトレーニング
販売価格:¥1,470
出 版 社:かんき出版
出 版 日:2010-07-21
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