シャープは22日、デジタルフルカラー複合機の新製品3機種の発表を行った。
この特徴は、クラウドを活用することで同機でスキャンした文書をクラウド上に保存しての一元管理ができ、また外出先で手元のスマートフォン・ノートPCに文書をダウンロードしての閲覧や、コンビニに設置された同社の複合機で印刷することも可能ということ。
ネットに直アクセスして印刷の効率化・低電力設計など
フリック操作も可能なタッチパネル対応の10.1インチ大型カラー液晶を操作パネルに採用、読み込んだ原稿を表示し、印刷内容の確認、ページの入れ替え・削除などがタッチ操作で容易に行えるため、印刷ミスの軽減が可能となる。
そして、パソコンを使用せず本体の操作パネルから直接インターネットにアクセスし、大型カラー液晶に表示したWebページなどをそのまま印字できるなど、オフィスワークの効率化を図る機能が充実している。
さらに軽量・コンパクトな本体とともに、ウォームアップ時間の大幅な短縮や、ネットワーク待機時の消費電力を抑えることで消費電力量を従来機比で約67%低減したほか、エコ学習機能なども搭載し、高い環境性能を実現している。
同社では、コンビニでの同社複合機のシェアが4割以上とトップを占めることもあり、クラウドの活用により携帯端末や電子文書端末と連携させたITサービスで他社と差別化する狙いだ。
なお、同機の発売は12月16日で、クラウドサービスには2011年春から対応するという。
新機種発表
http://www.sharp.co.jp/corporate/report/printer/index.htmlシャープ(株)ドキュメントシステムサイト
http://www.sharp.co.jp/print/index.html