大阪市と堺市のファミマ8店舗で12月から実験を開始
株式会社ファミリーマート(以下ファミリーマート)が、株式会社毎日新聞社(以下毎日新聞社)と共同で、12月からファミリーマート商品を宅配する実験を行う。ファミリーマートが25日付けのニュースリリースで発表した。
実験を開始するのは大阪市及び堺市内のファミリーマート直営店8店舗。
買物弱者への宅配サービスも想定
住居近くに店がなく、また離れた店まで出かけるための”足”を持たない人や、高齢のため外出の困難な人といった買物弱者は全国に600万人程度いるとされる。超高齢化社会の進むわが国では、買物弱者は過疎の進んだ農村部だけでなく、都市部にも遍在しつつある。
ファミリーマートと毎日新聞社では、ファミリーマートが持つ店舗網と地域に密着した毎日新聞の販売店を結びつけ、新たな宅配事業を創生する。
まずはオフィス向けに昼食の宅配から開始
実験の具体的な取り組みはファミリーマート商品の配達と集金などの業務を毎日新聞の販売店が担当する。商品の受注はファミリーマートが電話で行う。前日13時までに注文すると翌日12時前後に届けることを想定しているという。
実験の開始はオフィス向けサービスからスタートする。ファミリーマートの昼食弁当やサンドイッチ、ドリンクなどをオフィスに宅配するなど、需要が確実にあるサービスから始め、やがては個人宅向けにも宅配サービスを拡大していくという。
ファミリーマート・ニュースリリース
http://www.family.co.jp/company/news_releases/2010/101125_2.html