経済産業省と国土交通省は、EV(電気自動車)やPHV(プラグインハイブリッド自動車)の普及に備え、充電設備を設置するに際しての検討・注意事項をまとめた「電気自動車・プラグインハイブリッド自動車のための充電設備設置にあたってのガイドブック」を作成し、PDFにて7日公開した。
2020年までの次世代自動車化、充電設備等整備目標で
政府は、6月に閣議決定したエネルギー基本計画に基づき、環境対応車の開発・普及促進策を総合的に推進するとし、2020年までに新車乗用車の最大50%を次世代自動車にすることを掲げ、充電設備等のインフラ整備面でも同年までに普通充電器200万基、急速充電器5000基の設置を示している。
しかし、充電設備を新たに設置する場合は、その設置場所の形態等によって検討すべき事項や注意すべき事項が異なるため、両省は関連企業・団体等の協力を得て充電設備の設置に関する現時点での情報をまとめ、充電設備を新たに設置しようとする方の参考となるよう同ガイドブックを作成したもの。
利用形態別の留意事項が全49ページのガイドブックに
このガイドブックは全49ページからなり、プライベート利用(戸建住宅やマンション、ビルなど)とパブリック利用(商業施設や公共施設の駐車場など)の各利用形態別に留意事項がまとめられている。
なお同ガイドは、今後の技術進歩や実証実験の結果などを踏まえ、将来的に改訂・更新される見込みとしている。
「電気自動車・プラグインハイブリッド自動車のための充電設備設置にあたってのガイドブック」(PDF)
http://www.mlit.go.jp/common/000130718.pdf国土交通省
http://www.mlit.go.jp/index.html