米ナスダック市場を運営する「ナスダックOMXグループ」が、大阪証券取引所と共同し、2012年にも日本で新市場を創設する検討をしていることが、28日に分かった。
ナスダックは、過去00年に大証との提携で新興市場「ナスダック・ジャパン」を開設したが、取引低迷などから02年に撤退した経緯があり、実現すれば10年ぶりの日本再参入となる。これは共同通信などが報じている。
デリバティブでは協力済み、アジアの取込みも意図
大証は、昨年2月にナスダックと新興市場や金融派生商品(デリバティブ)取引などの分野で協力する協定を締結し、デリバティブ売買システムは既にナスダック製を使っている。
両取引所は具体案の検討に入っており、
1.大証銘柄の売買や新規上場ができる新市場を発足
2.東証銘柄も取引可能で夜間も売買できる私設取引システムの創設
などの案が浮上していて、投資家が使いやすい市場とし、アジア新興国の投資家を取り込むことも狙いという。
ここにきて、アジアの経済成長取り込みを意図するナスダックと、海外市場との連携を模索する大証の意向が合致した格好だ。
ナスダック(NASDAQ) by Wiki
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