東証/斉藤社長、自見金融相らが今年の意気込みを語る
東京証券取引所は4日、新年最初の取引となる大発会の式典を行い、斉藤惇社長はあいさつで、
「昨年は、世界最高水準の取引システム(アローヘッド)の導入や農産物ETF(上場投信)に取り組んできたが、リスクマネーの好循環には至っていない。今年は魅力的な投資機会を提供し、リスクにチャレンジしやすい環境づくりを積極的に行っていく」
と述べ、国内外の取引所間競争が激しさを増す中で、東証の市場活性化に向けての意欲を示した。これは、共同通信などが報じたもの。
この中で同社長は、さらに
「この20年の需要刺激的な景気対策は、持続的な成長に結び付いていない。新規事業モデルを連続的に生み出すしか手段はない。自由貿易協定(FTA)の問題も、農業の成長産業化を目指すなど大胆な産業構造の(構築の)絶好の機会」
などと、今後の方向性を強調している。
また、来賓で出席した自見庄三郎金融担当相は、
「うさぎ年は跳躍の年。飛び跳ねまくろう」
などと語るとともに、証券優遇税制の2年間延長決定とともに、市場飛躍に向け自らも努力する意思をアピール、取引開始の鐘を鳴らした。
東京証券取引所
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