ジャストシステムは12日、Microsoft Officeと互換性があるオフィス統合ソフトを、今夏から発売すると発表した。
ソフトには、民間企業向けの「JUST Office」、官公庁・自治体向けの「JUST Government」、警察機関向けの「JUST Police」を提供するもので、それぞれの業務に最適な機能を搭載しているという。
MS Officeとの互換性を確保しつつ顧客ニーズに対応
「Office 2003」が一般に浸透しているが、マイクロソフトによるOffice 2003の有償延長サポートが2014年3月に終了するため、今後3年の間にリプレースが必要な状況にある。またWindows 7の登場から1年が経過し、システムや周辺機器が安定稼働していることから、パソコンをはじめ、OSやオフィスソフトの入れ替えを計画する企業が増加しているという。
しかし、オフィスソフトの入れ替えには、費用や手間、サポートやセキュリティ面での問題があり、業務に合わせての機能強化が難しい側面がある。そこで同社は、これらに応えるものとして新たに低コストなオフィス互換ソフトの開発を進め、業務により適した機能強化が行える製品として提供することにしたもの。
同社では、提供ライセンス価格を、MS Officeの半額程度を予定し、各種サービス体制により、日本市場でのOffice代替顧客を確保したい考えだ。
ジャストシステムのオフィス互換ソフトの特長、および開発ソフト体系は、以下となっている。
〇互換ソフトの特長
導入費用の削減とともに、管理者向けの専用ツールにより、ライセンス管理やアップデート対策など運用・管理の費用や手間を軽減する。また、Office 2003の操作に関する知識で使いこなせ、教育コストやサポートコストも抑制できる。さらに、PDF作成ソフトや、トナー・インクを節約できる機能を搭載していて、印刷コストまで削減できる。また MS Officeとの互換性も確保している。
〇搭載予定の新規開発製品について
・表計算ソフト「JUST Calc」
・プレゼンテーションソフト「JUST Slide」
・ワープロソフト「JUST Note」
・日本語ワープロソフト「一太郎 Pro」
・日本語入力システム「ATOK Pro for Windows(※1)」
(管理者向けツール)
・ライセンス管理ツール「JUST AppDesk(ジャストアップデスク)」
・エコ印刷ツール「JUST InkCutter(ジャストインクカッター)」
・企業向けアップデート管理ツール「JUSTオンラインアップデート for J-License」
発表内容
http://www.justsystems.com/jp/news/2011f/news/j01121.htmlジャストシステム
http://www.justsystems.com/jp/