ダイヤモンド社の、大学生と20代を対象にした人材育成型Webサイト「メンター・ダイヤモンド」(
http://www.mentor-diamond.jp/)は、就職活動中の短期大学生・大学生・大学院生(以下就活生)約630人に対し、「就職活動とスマートフォン」に関する意識調査を記述アンケート方式で行った。超就職氷河期といわれるなかで、スマートフォンが就活に欠かせないアイテムであることがうかがえる結果となった。
就職活動生627人が回答、携帯電話意識調査
「あなたはスマートフォンを持っていますか?」という質問に対して、就活生の2人に1人にあたる49.9%がYesと答えた。
携帯とスマートフォンの両方を使用している「2台持ち」の就活生は、全体の23.9%であった。
これらは「スマートフォンは就職に有利だ」と回答した就活生が約7割もいることを反映している。
「有利だと思う」理由は「外出先からエントリー※や説明会の予約ができるから(45.9%)」「志望企業のパソコン用Webサイトが閲覧できるから(25.5%)」「(企業とのやりとりはパソコン用のメールアドレスなので)人事担当者から届いたメールをすぐに見ることができるから(10.5%)」という回答が並んだ。
※エントリー…志望動機等を記入し企業説明会などにパソコン等から応募すること
本調査は、2010年11月17日(水)から12月6日(月)までの期間で実施。関東圏内の就活生637人(有効回答数627人)から、記述アンケートのみ(就活生を正しく抽出するため直接配布方式で、Webは利用していない)で回答を得た。
就活生の5人に2人がiPhoneユーザー
全体の約半数を占めるスマートフォンユーザーに、現在使用している機種を聞いたところ、81.2%の就活生が「iPhone」と答えた。この結果から推計すると、就活生の5人に2人がiPhoneユーザーだといえる。
SoftBankが1位、docomoが2位、就活生が加入しているキャリア調査
また、就活生が加入しているキャリアは以下のようになった(※1人で2台以上の携帯電話及びスマートフォンを利用している場合は別々に複数カウント)
キャリア別に見た携帯電話とスマートフォンの割合は、SoftBank利用者のじつに約8割がスマートフォン(iPhone)であったが、逆にdocomo やauの利用者では、docomoで85%、auで95%と大方が携帯電話利用者だった。
「今後は(も)スマートフォンにしたい」は61%
627人の就活生に「次に買うときは(も)スマートフォンにしたいですか」と聞いた結果、61%が「次は(も)スマートフォンにしたい」と回答。「次は(も)しない」と回答した就活生は17%にとどまった。
「次に利用したいスマートフォンはiPhone」と答える就活生は46%
「次は(も)スマートフォンにする」と答えた就活生に、次回買いたい機種を聞いたところ、iPhone と答えた学生は46%だった。現在81.2%のシェアを持つiPhoneだが、将来の購買意欲ではシェアを落とす結果となった。その理由は、現在携帯電話を利用している学生は「今利用しているキャリアのスマートフォンを買いたい」と考えているためだ。
また、次回も「iPhoneにしたい」という理由には、「Macユーザーだから」「Appleの商品、アプリを信頼しているから」「操作しやすいから」という答えが並んだ。一方で、「iPhoneをやめて他社に変えたい」と答えた理由には、「SoftBankは電波が悪い」という答えが多く寄せられた。「大学構内で死角となるエリアが、他社に比べて多い」という。就活生は、iPhoneに高い好感を寄せながらも、他社と比較してSoftBankの通信状況には不満を持っていることがうかがえる。
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人材育成型Webサイト「メンター・ダイヤモンド」
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