米調査会社オートデータが発表した2010年の米新車販売台数は、前年比11.1%増の1159万台で、米国景気の改善から5年ぶりに前年実績を上回った。これは、読売新聞などが報じたもの。
米自動車市場は、ここにきて市場縮小がようやく止まった感があるが、07年までは1,700万台程度で推移していただけに、市場規模は小さくなっている。
国別でみると、中国は1~11月までの合計で既に1,600万台と前年同期比で3割以上の増加を示しており、前年に続き中国が断トツのトップとなった。
1位:GM、2位:フォード、3位:トヨタと順位に変動
メーカー別では、経営再建中のゼネラル・モーターズ(GM)が前年比7.2%増の221万台(シェア19.1%)で首位、2位にはフォード・モーターが同19.5%増の193万台でつけ、トヨタ自動車はリコール問題の影響から同0.4%減の176万台と3位に順位を下げている。
なお2011年の販売台数については、米主力メーカーは1,300万台程度を予測している。
トヨタでは、2011年はガソリン価格の上昇から低燃費車が伸びると予想、同社として2ケタ増の販売を見込み、ふたたび先行2社を追撃することになりそうだ。
トヨタ自動車
http://www.toyota.co.jp/読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/