NTTドコモと大日本印刷などが11日、電子書籍の販売サービス「2Dfacto(トゥ・ディファクト)」を、12日から開始すると発表した。
当初は、文芸書・コミック中心の約2万点(既に大日印が提供している「honto(ホント)」を転用)から、ドコモの多機能携帯電話や端末向けに販売を始め、2011年春までに約10万点に拡充していく予定という。
対応端末はドコモのスマホ・リーダーなど7機種
対応端末は、ドコモのスマートフォンおよびブックリーダーなど7機種(XperiaTM、GALAXY S、GALAXY Tab、LYNX® 3D、REGZA Phone®、Optimus chat、ブックリーダー SH-07C1)になる。
また今後は、更にコンテンツの拡充を図るとともに、新刊書や雑誌・新聞、さらには動画などを盛り込んだリッチコンテンツの提供を目指すとしている。
販売価格は、1冊数十円から2,000円位までで、紙の書籍より平均1~2割程度安く設定、ドコモは2015年に400~500億円の売上高を目指す。
履歴から嗜好に合う商品案内や、複数端末共有機能も
なお今後のサービスとして、電子書店、オンライン書店、リアル書店を連携させたハイブリッド型総合書店を目指し、購入履歴などを基に顧客嗜好に合った商品を案内する「レコメンド機能」や、共通で利用できる「ポイントサービス」、購入した紙と電子の書籍を端末で一覧できる「電子書棚機能」などを提供する予定という。
さらに、2011年中には、顧客保有する複数の端末で同一の電子書籍を読むことができる「マルチデバイス1コンテンツ」機能や、しおり・マーカーなどで記録した情報を複数の端末で共有し、続き読みができる「sync(シンク)」機能を提供する予定としている。
共同発表資料
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2011/01/11_00.html?ref=nr_indexNTTドコモ
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