凸版印刷、米インテル、ビットウェイ(凸版印刷の子会社)の3社は20日、パソコンや多機能携帯電話(スマートフォン)、タブレット型多機能情報端末など、幅広い端末で閲覧可能な電子書籍の販売事業を2月上旬から始めると発表した。
ビットウェイが投資を受ける形で、新たに(株)BookLiveを設立、クラウド型電子書籍ストア「BookLive!」(ブックライブ)として開始するもので、サービス開始当初にはコミックや小説、実用書など3万点を準備し、春までに雑誌や写真集などを加えて10万点に増やすとしている。
PC、タブレット、スマホなど各種端末対応の電子書店へ
同社では、2015年に約600億円の売り上げを目指し、インテルや端末メーカーと協力して、電子書籍の利用に最適な独自端末の開発も検討するという。
電子書籍端末に関しては、昨年12月にシャープやソニーなどが発売を開始し、自社端末に対応する電子書店も同時にオープンしたものの、自社端末でしか読めないというのが現状だ。したがい、複数の端末に対応した電子書店をユーザーは求めている。
このため、ブックライブは今後、端末メーカーや配信事業者などと協力してクラウド型電子書籍ストアを実現、PC や電子書籍専用端末、タブレット端末、スマートフォンなどの幅広い端末に対応する共通のID(利用者情報)の導入により、ユーザーが同一の書籍を複数の端末で読めるようにするとしている。
凸版印刷(株)
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