ライフネット生命保険(株)は、全国の20歳から39歳の会社員に対して「朝活に関する実態調査」を行い、この結果を公表した。
調査は、「早起きをして、朝の時間を仕事や趣味などに活用すること」を指す「朝活」に関する質問を、会社員1,000名(アルバイト・パートを除く男・女各500名)を対象に2010年11月19日~30日の12日間、モバイルリサーチしたもの。
朝活内容は、仕事準備や情報チェックに30分~1時間
朝活の内容は、
「メールチェックや仕事の準備をする」47.8%、
「新聞でニュースをチェックする」43.4%、
「ネットでニュースをチェックする」39.1%
と、仕事の準備や情報のチェックが上位を占め、他にも、
「雑誌や本を読む」15.0%、
「資格や仕事に役立つ勉強をする」10.4%、
「ストレッチをする」11.2%、
「ジョギング・ウォーキング・体操をする」9.9%、
などと、知識の吸収や能力向上を目指したり、健康増進や体力向上を目的とした朝活を行っていた。
朝活のため、通常の起床時間よりどの位早起きをしているかでは、「30分~1時間前」が55.3%、また朝活を始めて良かった点では、「時間を有効に使えるようになった」が52.4%と、それぞれ最多だったという。
朝活実践は男性が女性より多く、役職や年収でも差が
この結果、何らかの朝活を行っている『朝活派』は、全体では41.2%となり、男女別では、男性の46.4%に対し女性は36.0%と、男性の方が女性よりも10ポイント以上多く朝活を実践していたという。
勤務先での役職区分で見ると、係長以上の役員までの「管理職」では、朝活派が55.0%なのに対し「一般社員」では37.9%、また年収別では、「600万円以上の層」での朝活派が57.7%に対し、「600万円未満の層」は39.6%となり、役職や年収の上位者が2割近く朝活を行っている結果だった。
「勤務先で重要なポジションに就いたり、給与をアップさせたい」と考えるかについて、「あてはまる」としたのは、
(男性) (女性)
20代前半: 46.7%、 22.2%
20代後半: 41.4%、 20.5%
30代前半: 31.5%、 18.0%
30代後半: 32.1%、 15.6%
となり、男性の20代においてキャリアアップにより熱心な傾向が見られる一方、女性は男性よりキャリアアップ意識は低めの傾向が見られている。
このほか仕事や将来に関する意識では、「多少無理をしても、努力して自分の能力を向上させたい」と答えたのは、『朝活派』28.9%、『非朝活派』13.9%となり、『朝活派』が、努力や自己能力の向上に関し、より高い意識を持っていることが判ったとしている。
「ビジネスパーソンの朝活に関する調査」
http://www.lifenet-seimei.co.jp/newsrelease/2011/3081.htmlライフネット生命保険
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