米有力消費者情報誌「コンシューマー・リポート」が28日発行した4月号で、2011年の「自動車メーカーランキング」を発表、ホンダが5年連続での1位となった。
同誌では、対象メーカー13社の270車種以上の車両対して、走行テスト、路上パフォーマンス、信頼性、燃費など、同誌が判断基準とするさまざまな要素で独自に審査を行っており、これを100点満点で評価してランク付けをしている。
ホンダのフィットが小型車部門のベスト評価に!
トップのホンダの総合得点は74点。サブコンパクトカー「フィット」で得点を稼ぎ、小型車部門の「ベスト・バリュー」と「ベスト・バジェット・カー」という評価を得た。
昨年に同点の1位に並んだ富士重工業が73点と1ポイント差で2位に、またリコール(無料の回収・修理)や品質で苦しんだトヨタ自動車は、71点で昨年と同じ3位に入っている。
4位には、スウェーデンのボルボが入り、5位に米ビッグ3の一角であるフォード・モーター(昨年11位からの躍進)が入っている。このほか現代自動車、日産、独フォルクスワーゲン、メルセデスが上位に入り、経営再建中のゼネラル・モーターズ(GM)は12位、クライスラーは13位と最下位だった。
11年型モデルの部門別ベストカーでは、日系メーカーが昨年と同じく6部門でトップとなり、また韓国の現代自動車、起亜自動車が2部門でトップに入るなど、アジア勢が米国市場を占有しつつある。
「コンシューマー・リポート」
http://www.consumerreports.org/cro/index.htmホンダ・フィット
http://www.honda.co.jp/Fit/