(株)不動産経済研究所は2月22日、2010年の全国マンション市場動向を発表した。民間マンションの2010年の発売戸数は、8万4701戸と前年に比べ6.4%増加し、増加は5年振りという。
首都圏販売が好調。平均価格は19年振りの4千万円台に
首都圏でのマンションの売れ行きは好調だったが、発売戸数は3年連続で10万戸を割り込み、過去最多だった1994年(18万8343戸)と比べ半分以下の低水準にとどまっている。
一方で、1戸当たりの平均価格は4022万円で、前年比では5.8%の上昇となり、4千万円を上回ったのは1991年以来19年振りという。なお、1平方メートルあたりの単価は、55.7万円と前年比では3.7万円上昇している。単価上昇は5年連続とのこと。
地域別の発売戸数は、首都圏が22.4%増、近畿圏が9.8%増だったが、それ以外の地域では21.3%減と落ち込んでおり、地域差が顕著だった。
(株)不動産経済研究所
http://www.fudousankeizai.co.jp/