WIPO(世界知的所有権機関)は9日(現地時間)、2010年の国際特許条約に基づく国際特許出願件数を発表した。
これによると、国別での1位は米国の44,855件で、2位に日本の32,156件が入り、3位はドイツ(17,171件)、4位は中国(12,337件)、5位は韓国(9,686件)と続いた。
企業別1位はパナソニックで2年連続。2位にZTEが躍進
特に、中国は前年比56%増と大幅に増えたことから、前年より順位を1つ上げ韓国を逆転しているのが特徴的である。
企業別では、前年と同じくパナソニックが2,154件でトップとなり、2位には中国のZTEが1,863件で、また3位はアメリカのQUALCOMMが1,677件で入っている。ZTEは前年20位からの躍進だ。
日本企業はこの他、8位にシャープ(1,286件)、10位にNEC(1,106件)、11位にトヨタ(1,095件)、14位に三菱電機(726件)、23位に三菱重工(391件)、25位に日立製作所(373件)、28位にソニー(347件)などがランクインしている。
なお、この数値は特許出願件数であり、特許件数そのものではない。
<出願件数トップ10>
1位 2,154件 パナソニック
2位 1,863件 ZTE(中国)
3位 1,677件 QUALCOMM(アメリカ)
4位 1,528件 HUAWEI(中国)
5位 1,435件 フィリップス(オランダ)
6位 1,301件 ボッシュ(ドイツ)
7位 1,298件 LG電子(韓国)
8位 1,286件 シャープ
9位 1,149件 エリクソン(スェーデン)
10位 1,106件 NEC
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