日経BP社は2月1日より、同社の建設・不動産の総合情報サイト「ケンプラッツ」上で、過去に報道してきた記事群を地図に結び付けて表示する新サービス「まちマスター」(商標登録出願済)を開始した。
「まちマスター」は、日経BP社がこれまで建設・不動産系メディアやケンプラッツで発信してきた記事の中から位置情報(緯度・経度)を抽出し、住所やランドマーク(建築物やテナント)単位で地図上に一覧表示するもの。収録ランドマーク数は約1万件、掲載記事数は約3万件に及ぶという。
場所・地域単位でニュースを読む新たな閲覧手法
これまでのニュースは、日付やキーワードで並べられるのが一般的だが、「まちマスター」では特定の場所、地域単位でニュースを読むという、新たな閲覧手法を提供するもの。
これにより、建設・不動産関連企業には日常業務により身近なサービスとなるだけでなく、一般のユーザーにとっても、東京スカイツリーや東京駅など今話題の建築物について、その開発や改修に至る経緯から直近のトピックスまで、時系列に沿ってまとめて閲覧できるようになるなど、街歩きや観光など様々な使い方が可能となっている。
また「まちマスター」では、建築物にまつわる事故・トラブルなども多数取り上げており、専門家だけでなく一般の方々が自分の街を見直す場としても有用なサービスと位置付けている。
なお開始時点での同サービスには、ケンプラッツをはじめ建築専門誌「日経アーキテクチュア」、事業用・投資用不動産の売買関連情報サービス「日経不動産マーケット情報」から、1999年以降の記事情報を地図に紐付けてある。このサービス料金は無料(記事全文を読む場合や一部コンテンツの閲覧は有料)となっている。
ケンプラッツ「まちマスター」
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/map/(株)日経ビーピー
http://www.nikkeibp.co.jp/