新潟県は3月31日、東北電力の計画停電問題を受け、電力消費量が増える夏季に停電を回避する方策を探るための社会実験を行うと発表した。
ピーク時の節電運動を展開し、今後の節電対策に反映
電力消費量が1日で最も多くなる夕方の節電運動として「ピークカット15%大作戦」という取り組みを展開するもので、産業界には工場やオフィスにピーク時の操業停止・操業時間帯変更などを要請し、一般家庭には冷暖房の設定温度調整や不要な照明の消灯などで節電に取り組むよう求めるという。
実験は2回にわたって行い、効果を分析検証して今後の節電対策に反映させるとしている。このあらましは、以下としている。
<実験の概要>
1.日時
第1回 平成23年4月13日(水)午後5時~午後7時
第2回 平成23年4月27日(水)午後6時~午後8時
2.対象地域 県内全域
3.実施内容
・トライアルを行う時間帯に、県民・産業界の協力で
計画的に節電を行い、効果を検証するもの。
【取組例】
・工場・オフィスのピーク時の操業停止や操業時間の変更
・エレベーター稼働の一部停止
・暖房(冷房)の設定温度を1度下げる(上げる) 等
4.結果公表
トライアルの速報結果は、速やかに公表する。
新潟県
http://www.pref.niigata.lg.jp/