紀伊國屋書店は、iPhone・iPad向け電子書籍の配信・販売サービスを6月1日から開始すると発表した。
ストア・アプリ「紀伊國屋書店Kinoppy(キノッピー)」をApp Storeから無料配布を始め、同時に配信・販売をスタートする。
5月20日からアンドロイドOSスマホ・端末向けに開始
同社では、昨年12月に電子書籍の配信・販売サービス「紀伊國屋書店BookWebPlus」を開始、PC向けに約1,100タイトルの配信を行なっているが、さらにこの5月20日から、アンドロイドOS搭載スマートフォンとタブレット向けに約5,000タイトルの配信を開始した。
今回のサービス開始時点で、出版社7社(講談社、光文社、河出書房新社、扶桑社、ジョルダン、金の星社、学研HD)から約1,500タイトルを提供、その後順次タイトル数を拡大する予定という。
特に、光文社古典新訳文庫『カラマーゾフの兄弟(1)~(5)』(分冊版・合冊版)(亀山郁夫訳)、『ウィキリークス以後の日本~自由報道協会(仮)とメディア革命~』(上杉隆著)を始めとする光文社新書18点、金の星社『ハッピーバースデー』(青木和雄・吉富多美共著)は、他のサイトに先駆けてBookWebPlusから配信するとのこと。
今後は実用書、洋書、コミックへの品揃え充実も
スタート時点では文字もの主体での品揃えだが、今後は実用書、洋書、コミックへと品揃えの充実に向けた準備を進めている。
なお「紀伊國屋書店Kinoppy」は、BookWebPlusでの書籍の検索・購入決済・ダウンロードを行う「ストア」、電子書籍を読む「ビューア」、購入した書籍を整理する「ライブラリ」の3つの機能を統合したアプリケーションとなる。BookWebPlus とKinoppy アプリの最新情報は、下記リンクのサイトで随時案内される。
同社は、スマートフォンおよびタブレット向け電子書籍配信・販売サービスの本格的開始を記念し、5月20日から29日まで東京・新宿本店で、また6月3日から12日まで大阪・梅田本店で実機デモを中心としたスペース展示を実施する。展示では、すでに開始したアンドロイドスマートフォンとタブレット向けサービスをあわせ、実機を使ったデモを行う予定としている。
「紀伊國屋書店BookWebPlus」
http://bookwebplus.jp/紀伊國屋書店
http://www.kinokuniya.co.jp/