東芝は23日、韓国の風力発電機器メーカーのユニスン社と風力発電機器の共同開発や販売などでの業務提携をし、風力発電システム事業に参入すると発表した。ユニスンの転換社債400億ウォン(約30億円)分を引受ける計画という。
<イメージ画像 by
Yu, Scott>
ユニスン社の技術優位性から決定。共同開発検討も
東芝は、ユニスン社が韓国で最も歴史のある風力発電機器メーカーで、「ダイレクトドライブ方式」というギアを使わない高耐久性の永久磁石同期型発電機とともに、高効率な羽根技術やコスト競争力、製造能力で優れることから提携を決めた。
今回の提携には販売も含まれ、東芝の拠点を通じてユニスン製品を積極的に拡販するとともに、共同で東芝の持つ蒸気タービン向けの設計技術を風車に応用し、より高効率な風車を共同で開発することについての検討を進めるとのこと。
そして、この業務提携を機に東芝は、世界各地で風力発電や水力発電、太陽光などの再生可能エネルギー事業を積極的に展開し、低炭素発電の拡大を推進していくとしている。
東芝
http://www.toshiba.co.jp/index_j3.htm