大阪のシンボルである通天閣(運営は通天閣観光(株))のネオンを、全面的にリニューアルすると(株)日立製作所が発表した。リニューアル工事後は大部分がLEDに取り替えられることから、消費電力量が従来に比べ約半分に削減されるという。
通天閣のネオンは、通天閣が再建された翌年の1957年7月より同社が掲出していて、現在のネオンは2006年10月にリニューアルしたもの。同社では、5~6年のサイクルで通天閣のネオンをリニューアルしており、今回で12回目とのこと。
今後はLED化での省電力と、多彩な色でライトアップへ
また今回のLED化に合わせ、より多彩な色を駆使したライトアップを行うという。さらに、通天閣を中心とした歓楽街地域の新世界(大阪市浪速区恵美須町周辺)が、2012年に100周年を迎えることを記念し、公募によるメッセージを西面(公共面)に掲出するとしている。
なお通天閣と日立は、環境省の呼びかけに応じ、大阪市が実施するライトダウンキャンペーン「昼も。夜も。節電ライトダウン2011」の趣旨に賛同し、今年も通天閣ネオンの消灯を通じて、キャンペーンに参加する。このため、リニューアル工事期間(7月1日から10月27日までの約4か月)も含め、キャンペーン開始日の6月22日(夏至)からネオンは消灯することとなる。
日立の発表内容
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2011/06/0620a.html(株)日立製作所
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