紀伊國屋書店、ソニー、パナソニック、楽天の4社は、電子書籍の利便性向上に向け共同で取り組むことに合意したと発表した。
日本での電子書籍サービスについて、ユーザーの一層の利便性向上による普及・拡大を加速する狙いから、電子書籍端末や電子書籍ストアの垣根を越えた利用環境の実現を目指すもの。
2011年後半から各端末・ストアの相互接続を目指して
このため、4社は以下の取り組みを検討していくことで合意している。
1. ユーザーが自由に電子書籍端末を選び、さまざまな電子書籍ストアから、より多くの電子書籍タイトル(コンテンツ)を購入することのできる環境の整備を推進する。具体的な目標として、2011年後半から4社がそれぞれ提供、運営する電子書籍端末および電子書籍ストアが相互に接続できる環境の実現を目指す。
2. ユーザーがさまざまな電子書籍ストアから購入したコンテンツを、ユーザー自ら一元的に管理できる環境の提供。
3. リアル書店、ネット書店、電子書籍ストアの売れ筋情報が一目でわかるランキングを主体としたポータルサイトの開設。
そして、これらの取り組みの実現にあたっては、出版各社の協力を求めるとし、また、電子書籍共通配信プラットフォームを提供する(株)ブックリスタ等との連携も併せて検討していくとのこと。
なお、検討項目に関連する各社の取り組みについては、今後、各社より順次発表するとしている。
紀伊國屋書店 発表記事
http://www.kinokuniya.co.jp/company/pressrelease/20110613153058.html紀伊國屋書店 BookWebPlus
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