国内電機大手を中心とする10社は12日、次世代の省エネ住宅「スマートハウス」推進のため、共同検討体制(HEMSアライアンス)を立ち上げたと発表した。
低炭素社会の実現に向け、家庭内エネルギー利用に対する関心が高まっていることに加え、震災による電力需給逼迫対策として、家庭での省エネルギーの推進が社会的にも要請されていることが背景。
これに参加するのは、KDDI、シャープ、ダイキン工業、東京電力、東芝、日本電気、パナソニック、日立製作所、三菱自動車工業、三菱電機の10社で、統一規格での「家庭用エネルギー管理システム(HEMS)」市場の確立・普及を目指すことになる。
各社共通の規格で機器間に互換性。省エネ推進に寄与
具体的には、太陽光などの発電システムと蓄電池、エアコンなどの家電製品、EV充電装置などをネットワークで接続し、エネルギーの効率的な利用と制御を可能にするもの。
これまでは、統一規格がなかったため、オール電化住宅などのホームコントローラーと家電製品でメーカーが異なる場合には、組み合わせての機器制御ができなかった。既に一部では、スマートハウスでの独自の取り組みもスタートしていた。
今後は、異なるメーカー間の機器に互換性を持たせるほか、ウイルス侵入での障害を防ぐ仕組み作りなどにも取り組むこととなる。またこの検討には、ハウスメーカーなどの団体とも連携するとしている。
発表記事:
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2011/0712/besshi.htmlKDDI(株):
http://www.kddi.com/シャープ(株):
http://www.sharp.co.jp/ ダイキン工業(株):
http://www.daikin.co.jp/東京電力(株):
http://www.tepco.co.jp/(株)東芝:
http://www.toshiba.co.jp/日本電気(株):
http://www.nec.co.jp/パナソニック(株):
http://panasonic.co.jp/(株)日立製作所:
http://www.hitachi.co.jp/三菱自動車工業(株):
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/japan/三菱電機(株):
http://www.mitsubishielectric.co.jp/