日産、EV車を家庭用の蓄電池として活用するシステム発売へ

日産自動車は2日、「日産リーフ」の駆動用バッテリーから一般住宅へ電力供給するシステムを公開、早期の開発検討を加え2011年度内の販売開始を目指すと発表した。

また同時に、総務省委託事業によるプロジェクト住宅にて、同システムを公開している。


このシステムは、一般住宅の分電盤に直接接続し、コネクターを日産リーフの急速充電ポートへ繋ぐことで、車に搭載している駆動用の大容量リチウムイオンバッテリーに蓄えた電気を住宅へ供給することを可能とするもの。

停電時や電力が不足する時間帯の予備として利用でき、しかもバッテリー蓄電能力は24kWhと大容量のため、一般家庭の約2日分の日常使用電力を賄うことができる。

さらに、夜間電力や太陽光発電による電力を用いて日産リーフに充電し、蓄えた電気を日中の電力需要が高まる時間帯に使用することで、家庭への安定した電力供給やピークカットの効果も期待できる。

なお同システムは車両への充電も可能で、日産リーフの現利用者も使用が可能という。




発表記事
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2011/_STORY/110802-01-j.html

「日産リーフ」サイト
http://ev.nissan.co.jp/

日産自動車(株)
http://www.nissan-global.com/JP/

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