NECは、家庭内の電力利用量や電気料金を「見える化」できるシステム(HEMS:ホームエネルギー・マネジメントシステム)を、8月1日から販売すると発表した。
太陽光発電の導入などエネルギー利用に対する関心が高まっているとともに、最近の電力需給逼迫から家庭での節電を求められている背景から、これへの対応として同社が商品化したもの。
クラウド利用で随時料金把握も。設置費用は約10万円
同システムではクラウドを利用し、電力会社の季節・時間帯で変動する電気料金の情報を随時算定するため、利用者は、より正確な料金を把握できる。
具体的には、家庭にある分電盤のブレーカーごとにセンサーを取り付けることで、部屋単位の電力消費量から太陽光発電システムの発電量、電力系統網からの買電量、同系統網への売電量まで、家庭にあるパソコンの画面上で見れるようになる。
無線LANを使うため配線は不要で、新築・既築いずれの住宅にも設置が可能だ。住宅メーカーや工務店を通じて申し込むこととなり、設置費用は10万円程度だが、利用には通信料が必要となる。
発表内容
http://www.nec.co.jp/press/ja/1107/2603.htmlNEC
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