アイリスオーヤマ(株)は28日、自社の中国大連工場でのLED照明生産設備を、9月までに3倍に引き上げると発表した。
同社の家庭用LED電球出荷は、今夏の節電需要から昨年同月比で5倍の46万球と大幅に伸び、今後も引き続き需要増が見込まれるため。
LED電球・直管とも現状生産数を各30万を100万にUP
7月から始まった電力使用制限をうけ、一般家庭でも節電の意識が非常に高まり、全国の量販店での節電関連商材の販売が好調に推移している。このため、6月のLED電球国内メーカー別出荷数シェアで同社は24.7%と、業界トップになったという。
需要の急増に業界全体で供給が追いついていないことから、同社として今後も続く需要増に対応するため、大連の自社工場LED照明生産ラインの2回目の増設を行うもの。これによりLED電球(60W相当)の生産能力は、現在の月産30万球から100万球となる。
またこのほか、蛍光灯に代わる直管形LEDランプの生産能力を、9月までに月間100万本(現在30万本)に引き上げるなど、オフィスや店舗・工場などで使用されるLED照明を含め、年間600億円分の生産ができる体制を整えるとしている。
発表記事
http://www.irisohyama.co.jp/news/2011/0728.htmlアイリスオーヤマ(株)
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