全日空は21日、アジア最大手の格安航空会社(LCC)であるエアアジア※ との共同出資で、成田空港を拠点とするLCCを運営するエアアジア・ジャパン(株)を設立することで合意したと発表した。成田が拠点のLCCは初めて。
国内・国際線に来年8月就航、従来の半額以下料金で
新会社の資本金は50億円を予定し、出資比率はANAが67%、エアアジアが33%で、運行に当たっては、エアアジアのブランドおよびサービスによることとしている。来年8月の国内線と国際線の就航を予定し、料金は従来の半額以下を目指すという。
既にANAは、関西空港を拠点とするピーチ・アビエーション(リンク)を設立しているが、成田の発着枠拡大とともに首都圏での競争激化が見込まれることから、既存のLCCとの提携で短期間に立ち上げたい狙いがあった一方、日本市場に大きな影響力を持つパートナーを求めていたエアアジアとのニーズが合致したもの。
エアアジア
アジア最大のLCCで、アジア、オーストラリア、ヨーロッパの各都市を結ぶ約160路線を運航する。就航開始以来9年間で旅客数は延べ1億2,000万人に達し、機体数は当初の2機から104機にまで拡大している。Skytrax社による「世界航空会社調査」で2009年から3年連続で「世界ベストローコストエアライン」に選出された。
ニュースリリース(ANA)
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