【備えあれば…】 最新「震災時帰宅支援マップ 首都圏版」を昭文社が発売

「震災時帰宅支援マップ 首都圏版」の最新版が、昭文社より8月22日に発売される。これは大地震の発生で都心の交通網がマヒした場合に、自宅まで歩いて帰るのをサポートする地図となる。

2005年の発売時には大きな反響を呼んだ図書で、その後も最新情報が加えられ、累計発行部数は既に100万部を超える大ヒット商品となっている。


今回の改定では、3月の大震災時に都心で多くの帰宅困難者が出た経験を元に、より実用性を重視した内容を追加しており、地震発生時の対応とともに徒歩帰宅する道順の決め方を解説した「震災時対応マニュアル」を充実、「帰宅支援ルートマップ」に加え新たに「東京15km圏経路MAP」も付録として追加し、利便性が増している。

例えば、都が選定した帰宅支援対象道路16路線と各県の緊急輸送路をベースに、同社が独自に選定した道路全12ルートをルートごとに紹介。災害時に水・トイレと情報などの提供を行なう帰宅支援ステーション、病院、広域避難所などとともに、歩行する上での危険箇所、休憩ポイント、水飲み場などの情報を地図上に掲載している。

また主要道路には、地盤沈下・液状化・火災危険度・建物倒壊危険度の情報を元に、震災時に予想される道路の状況を3段階の色分けで歩行困難度を示している。そして経路MAPは、現在地から自宅までの方向や距離、時間と道順を、この1枚で検討ができるようになっている。

なお同書は、A5変形のオールカラー144頁で、定価は840円となっている。このほかiPhone向けアプリもあり、最新データへのバージョンアップ版は、8月下旬にリリースする予定とのこと。




発表記事
http://www.mapple.co.jp/mapple/news/2011/08/1305.html

(株)昭文社サイト MAPPLE
http://www.mapple.co.jp/

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