架空受注で私的流用が発覚。追徴課税が約3千万円
日野自動車のディーラーである愛知日野自動車が、2010年3月期までの7年間で1億円以上の所得隠しをしていたという。これは報道各社が報じている。
これは、名古屋国税局による昨秋の税務調査で不正経理を指摘されていたことが分かったもので、当局は結果的に同社が所得を圧縮したことになると判断、重加算税も含め約3千万円を追徴課税し同社は修正申告したという。
関係者によると、十数人の社員が数年に渡って不正経理を行い、実際より多く備品受注したように見せかけて換金、これを私的に流用していたというもの。
これを受け同社では、当時の川村保憲社長(現副社長)ら役員全員が1月1日付で降格するなどの懲戒処分を実施、また関係した社員については、既に退職した1人(530万円の損害賠償を地裁に提訴中)以外は懲戒処分とともに弁済に応じたとしている。
愛知日野自動車(株)
http://www.aichi-hino.co.jp/